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活用か解体か売却か

名古屋市中村区の実家・空き家を売るときに知っておきたいこと

「中村公園の近くにある実家が、母が亡くなってから空いたままになっている」「名古屋駅から近い親の家だが、古い木造で売れるのかわからない」。名古屋市中村区は、名古屋駅を中心に再開発が進む東部と、昔ながらの住宅地が広がる中部や西部とで、街の様子が大きく違う区です。

この記事では、中村区の空き家と地価の今の状況、中村区の実家を売る前に確かめておきたいこと、売り方の考え方と、手続きの窓口を解説します。

この記事の結論

中村区の空き家率は15.5%で、名古屋市16区の中で3番目に高い一方、住宅地の地価は市の平均を上回るペースで上がっています。中部や西部には昔ながらの木造住宅が多く、建物の古さや前の道路、長屋のように隣とつながった家かどうかで売り方が変わります。庄内川の浸水や地震のときの液状化の想定も確かめます。地価が上がっている今は、古い家でも土地として評価されやすいため、古家付きで売るか解体して売るかを手取りで比べて決めます。固定資産税の相談先は本陣市税事務所です。

中村区の空き家と地価は、いまどうなっている?

最初に、中村区の空き家の数と地価の動き、地域の特徴を確認していきます。

中村区の空き家は、どれくらいある?

2023年の住宅・土地統計調査では、中村区の空き家は14,740戸、空き家率は15.5%でした。名古屋市全体の13.2%を上回り、16区の中では中区、東区に次いで3番目に高い水準です。

空き家の数には、賃貸アパートやマンションの空き室も含まれます。名古屋駅に近い中村区は賃貸住宅が多いことも、空き家率が高い理由の一つと考えられます。区ごとの比べ方は名古屋市の空き家率は13.2%で解説しています。

中村区の地価は、上がっている?

愛知県がまとめた2026年の地価公示では、名古屋市の住宅地は平均3.1%上がりました。国の地価公示をもとにした民間の集計では、中村区の住宅地の平均は1平方メートルあたり約22万円で、前年より約4%上がり、市の平均を上回っています。

名古屋駅周辺の再開発が続き、駅に近い地域ほど土地を求める人が多い状況です。実家の近くの価格は実家の土地の価格を自分で調べる方法で確かめられます。

中村区は、どんな地域に分かれる?

中村区は、大きな起伏がなく、南西に向かってゆるやかに低くなる平らな土地です。東部は名古屋駅を中心とした商業地で、中部や西部には、幹線道路沿いの商店やマンションのほか、昔ながらの木造住宅も多く見られます。

区の西側を庄内川が流れ、名古屋駅から地下鉄東山線や桜通線、近鉄、名鉄などで各方面へ出やすいことは、中村区の実家を売るときに買主へ伝えられる点です。

中村区の実家を売る前に、確かめることは?

中村区ならではの、売る前に確かめておきたい点を確認していきます。

浸水と液状化の想定は?

名古屋市の資料では、中村区は西部を流れる庄内川の堤防が決壊すると、広い範囲で大きな水害が起きると想定されています。2000年の東海豪雨では、区内で床上浸水が106棟、床下浸水が2,643棟の被害が出ました。南西部の一部では、津波による浸水も想定されています。

また、最大クラスの地震では、液状化が広い範囲で起きると想定されています。売るときの重要事項説明では、水害のハザードマップ上の位置が買主に説明されます。名古屋市の洪水や内水、津波のハザードマップで、実家の住所の想定を確かめておきます。

建物と前の道路は?

昔ながらの木造住宅は、1981年5月31日以前に着工した旧耐震の建物であることが多く、前の道路が狭いこともあります。前の道路が建築基準法上の道路として扱われていないと、建て替えができず、価格に大きく響きます。

建物の建てた時期は登記事項証明書で、道路の扱いは名古屋市の指定道路図で確かめます。道路の確かめ方は再建築不可の空き家を売るには?で、旧耐震の家の扱いは旧耐震の空き家は売れる?で解説しています。

長屋や、隣とつながった家ではない?

古くからの住宅地では、長屋のように、隣の家と壁や屋根がつながった家も見られます。こうした家は、自分の部分だけを解体したり建て替えたりするのに、隣の家の持ち主との話し合いが必要になります。

切り離して解体するには、隣の家の壁を補強する工事が必要になることもあり、費用や手間が増えます。隣の持ち主にまとめて買ってもらう、建物を残したまま売るといった方法も含めて考えます。

当社の場合

当社の本店は中村区に隣接する西区庄内通にあり、中村区の実家のご相談では、浸水の想定や前の道路の扱いを名古屋市の資料で確かめ、建物の状態や隣の家とのつながりを現地で見てからお伝えします。売るまでの間の管理も、外まわりの見回りを月4,000円、室内の確認を含めて月8,000円(税別)でお受けしています。

中村区の実家・空き家をどうするか迷っている方へ

西区庄内通の本店から現地を見に伺い、道路の扱いや隣の家とのつながりも含めてお伝えします。現地確認は無料です。

中村区の実家は、どう売る?

中村区の実家を売るときの考え方を確認していきます。

どんな人が買主になる?

名古屋駅に出やすい中村区では、通勤に便利な場所で家を探す家族のほか、古い家を壊して新しい家や集合住宅を建てる建築会社や不動産会社が、土地として買うことも多くあります。

地価が上がっている今は、建物が古くても、土地としての価値で評価されやすい時期です。どちらに売るかで手取りが変わるため、買取と仲介の違いを空き家は買取と仲介のどちらで売る?で確かめてください。

古家付きか、解体か?

建物が古い場合は、古家付き土地として売るか、解体して更地で売るかを比べます。前の道路が狭く重機が入りにくい場所では、解体の費用が高くなることがあります。旧耐震の木造の家なら、名古屋市の除却助成が使える場合があります。

比べ方は空き家は解体してから売る?そのまま売る?で、解体の費用は名古屋で空き家の解体費用はどう決まる?で解説しています。

親が持っていたアパートや店は?

親が古いアパートや店舗付きの家を持っていた場合は、入居者や借り手がいるかどうかで売り方が変わります。入居者がいるまま、家賃収入のある物件として売る方法もあります。

考え方は店舗付き住宅・古いアパートを相続したらで解説しています。

当社の場合

中村区の実家の査定では、近くで実際に売れた価格と、道路や建物の条件を並べ、古家付きで売る場合と解体して売る場合、建築会社などに買ってもらう場合の手取りをお伝えします。遠方にお住まいの方も、電話と郵送で売却を進められます。買取のご相談もお受けしています。

中村区の実家がいくらで売れるか知りたい方へ

近くの成約価格と土地の条件をもとに、売り方ごとの手取りを比べてお伝えします。相談は無料です。

中村区の実家・空き家についてよくある質問

中村区の実家の固定資産税は、どこに相談しますか?

名古屋市の市税事務所のうち、中村区は本陣市税事務所が担当しています。西区、中川区、港区も同じ事務所です。相続登記をしていない間の固定資産現所有者申告も、市税事務所に出します。

地価が上がっているなら、もう少し待ってから売った方がいいですか?

地価がこの先も上がり続けるとは限りません。待つ間に建物は傷み、管理の費用や固定資産税もかかります。相続した空き家の3,000万円控除には、相続から3年を経過する年の12月31日までという期限もあります。考え方は空き家を売るタイミングはいつ?で解説しています。

長屋の一部だけでも、売れますか?

売れます。ただし、買主は建て替えや解体のときに隣の持ち主との話し合いが必要になるため、価格は低めになりやすくなります。隣の持ち主に買ってもらえないか打診する方法もあります。売れにくい家の出口は名古屋で売れない空き家はどうする?で解説しています。

相続の手続きは、何から始めますか?

親名義の実家は、相続登記をしてから売ります。2024年4月から相続登記は義務になり、相続を知った日から3年以内の申請が必要です。手続きの流れは相続した空き家の名義変更はいつまで?で解説しています。

遠方に住んでいても、中村区の実家を売れますか?

はい、売れます。名古屋駅に近い中村区は、帰省のついでに立ち寄りやすい地域ですが、来られない場合も、鍵を預けて内覧を任せ、書類は郵送でやり取りできます。手順は名古屋に一度も行かずに実家の空き家を売るには?で解説しています。

中村区の実家・空き家は、道路と建物のつながりを確かめることから始めよう

中村区の空き家率は15.5%と高めですが、住宅地の地価は市の平均を上回って上がっています。昔ながらの木造住宅が多い中部や西部では、前の道路や長屋のつながり、庄内川の浸水や液状化の想定を確かめます。そのうえで、古家付きで売るか、解体して売るか、建築会社などに買ってもらうかを、手取りで比べて決めてください。

名古屋市中村区の実家や空き家でお困りの方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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