「東京に住んでいて、名古屋の実家の片付けに通えない」「業者に任せたいが、大事な物まで捨てられないか心配」。遠方から実家の片付けを業者に任せると、名古屋に何度も行かずに済む一方、現地を見られないことで、残したい物が捨てられたり、追加の費用を請求されたりするトラブルも起きやすくなります。
この記事では、遠方から実家の片付けを業者に任せるときの準備、業者の選び方と契約、作業の日の確認、完了の確かめ方を解説します。
この記事の結論
業者に任せる前に、残す物と探してほしい物を、部屋ごとの写真と一覧で業者に伝えます。業者は、名古屋市の一般廃棄物の許可を持っているか、許可業者と組んでいるかを確かめ、複数の見積もりで作業の範囲と追加費用の条件を比べます。契約では、作業の前後の写真、見つかった現金や書類の扱い、支払いの時期を書面で決めます。作業の日は、近くの家族や代理の人に立ち会ってもらうか、ビデオ通話で確かめます。完了を確かめてから残りの代金を払います。
任せる前に、何を準備する?
最初に、業者に片付けを任せる前に、遠方からでもできる準備を確認していきます。
残す物と探してほしい物を決める
通帳や権利証、保険の書類、写真、形見として残したい物など、捨ててほしくない物を一覧にします。帰省したときに、部屋ごとの写真を撮っておき、残す物に印をつけて業者に渡すと、取り違えが起きにくくなります。見つかっていない物は、探してほしい物として伝えます。取り出す物は実家の片付けで必ず取り出す物リストで解説しています。
家族で、方針を決めておく
実家を売るのか、しばらく置いておくのかで、片付けの範囲が変わります。家財をすべて出すのか、家具は残して売るのかも決めます。兄弟がいる場合は、残す物の希望を事前に聞いておかないと、あとで揉めることがあります。分担の決め方は実家の片付けを兄弟で分担するにはで解説しています。
鍵は、どう渡す?
見積もりや作業のたびに名古屋に行けない場合は、近くの家族や、管理を頼んでいる人に鍵を預け、業者の出入りのときに開けてもらいます。業者に直接鍵を預ける場合は、預かり証をもらい、作業が終わったら返してもらう日を決めます。鍵の預け方は空き家の鍵を業者に預けて大丈夫?で解説しています。
業者は、どう選ぶ?
遠方から業者を選び、契約するときに確かめることを見ていきます。
許可は、持っている?
家庭から出る家財を運んで処分するには、名古屋市の一般廃棄物の収集運搬の許可が必要です。許可を持っていない業者が不用品を回収し、不法に捨てるトラブルもあります。業者が許可を持っているか、許可を持つ業者と組んで処分しているかを確かめます。業者の選び方は名古屋で遺品整理・片付け業者を選ぶには?で解説しています。
見積もりは、どう取る?
正確な見積もりには、業者が家の中を見る必要があります。代理の人に立ち会ってもらうか、ビデオ通話で家の中を見せながら見積もりをしてもらう業者もあります。複数の業者から見積もりを取り、作業の範囲、処分費、買い取れる物の扱い、追加の費用がかかる条件を比べます。費用の考え方は実家の片付け費用はどう決まる?で解説しています。
契約で、何を決めておく?
作業の範囲と日程、作業の前・途中・完了のときの写真の報告、見つかった現金や通帳、書類の扱い、売れる物を買い取る場合の金額の示し方、支払いの時期と方法を書面で決めます。見積もりより費用が増える場合は、事前に連絡をもらい、了承してから進めるという取り決めも入れます。
売れる物は、どう扱う?
家具や家電、着物、骨董などで売れる物があれば、買い取った金額を片付けの費用から差し引く業者もあります。買い取る物と金額を一覧で示してもらい、相続人の間で確かめてから進めます。売れる物の見分け方は実家の家具・家電・着物は売れる?で解説しています。
当社の場合
遠方の方が片付け業者に作業を頼む場合は、見積もりや作業の立ち会いを1回3,000円でお受けし、残す物が取り分けられているかを確かめて、写真でお伝えします。鍵を郵送でお預かりし、業者の出入りに対応することもご相談いただけます。
作業の日と、そのあとは?
作業の日の確かめ方と、作業が終わったあとの確認と支払いを見ていきます。
作業の日は、どう確かめる?
近くの家族や代理の人に立ち会ってもらい、迷う物が出たときにその場で判断できるようにします。立ち会いが難しい場合は、作業の始めと終わりにビデオ通話をつないでもらい、部屋の様子を確かめます。迷う物は捨てずに保留の箱に入れてもらい、あとで写真を見て決めます。
見つかった貴重品は?
作業中に見つかった現金や通帳、印鑑、貴金属、書類は、業者が一か所にまとめ、作業の終わりに一覧と一緒に渡してもらいます。遠方の場合は、代理の人に受け取ってもらうか、書留などで送ってもらいます。親のスマホやパソコンも、捨てずに取り分けてもらいます。扱い方は親のスマホやパソコンはどうする?で解説しています。
仏壇や神棚は?
仏壇や神棚は、処分の前に、お寺や神社に供養を頼むことがあります。供養の手配までしてくれる業者もあるため、見積もりのときに確かめます。扱い方は実家の仏壇・神棚・遺影はどう処分する?で解説しています。
完了は、どう確かめる?
作業が終わったら、部屋ごとの写真を送ってもらい、物が残っていないか、掃除の範囲が約束どおりかを確かめます。代理の人が行ける場合は、現地で確かめてもらいます。完了を確かめてから残りの代金を払うようにすると、手直しも頼みやすくなります。
片付けたあとの家は?
家財がなくなった家は、換気をしないと湿気がこもり、カビが出やすくなります。売るまでの間も、月に一度ほどの換気や郵便物の確認、戸締まりの確認を続けます。電気や水道を残しておくと、換気や内覧のときに便利です。
当社の場合
片付けのあとに売る場合は、片付けの完了に合わせて売り出しの準備を進め、片付けの費用を売却代金から精算する進め方もご説明します。片付けが進まない場合は、家財が残ったままの買取のご相談もお受けしています。
遠方からの片付けについてよくある質問
遠方から実家の片付けを業者に任せるときに、よく聞かれる質問をまとめました。
片付けの費用を、売った代金から払えますか?
片付けを先に済ませる場合は、業者への支払いが先になりますが、売買の契約の前後で支払いの時期を調整できることがあります。進め方は実家の片付け費用は売却代金から払える?で解説しています。
片付けをせずに、そのまま売れますか?
家財が残ったままでも、買取の会社に売ったり、家財の処分を買主の負担にして売ったりする方法があります。考え方は家財が残ったまま空き家を売る方法で解説しています。
片付けと解体を、同じ業者に頼めますか?
家財の処分から解体まで、まとめて引き受ける業者もあります。窓口が一つになり、遠方でもやり取りが楽になりますが、家財の処分の費用が解体の見積もりにどう入っているかを確かめます。解体の進め方は遠方から実家の解体を進めるにはで解説しています。
作業の音や車で、近所に迷惑がかかりませんか?
トラックの駐車や作業の音で、近所に迷惑がかかることがあります。業者に、作業の前の挨拶と駐車場所の確保を頼み、持ち主からも隣の人に一言伝えておきます。
何度帰省しても片付けが終わらず、業者に頼むか迷っています。
家族だけで片付けていると、思い出の品で手が止まり、なかなか進みません。残す物を決めたら、残りは業者に任せると区切りがつきます。止まる理由は帰省のたびに実家を片付けても終わらないのはなぜ?で解説しています。
遠方からの片付けは、残す物を写真と一覧で業者に伝えることから始めよう
遠方から実家の片付けを業者に任せるときは、残す物と探してほしい物を写真と一覧で伝え、名古屋市の許可を持つ業者を、複数の見積もりで選びます。契約では写真の報告や貴重品の扱い、追加費用、支払いの時期を決め、作業の日は代理の人の立ち会いかビデオ通話で確かめてください。完了を確かめてから残りの代金を払います。
名古屋の実家の片付けや売却を遠方から進めたい方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。