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片付け・残置物

実家の片付けを兄弟で分担するには

「実家の片付けを、近くに住んでいる自分ばかりがやっている」「兄は遠方で手伝えないと言うが、形見は欲しいと言っている」。親が亡くなったり施設に入ったりしたあとの実家の片付けは、兄弟で分担しようとしても、住んでいる場所や仕事の事情で負担に差が出やすく、不満がたまりがちです。片付けの途中で、物の取り合いや費用の払い方で揉めることもあります。

この記事では、実家の片付けを兄弟で分担するときに、始める前に決めておくことと、役割の分け方、形見分けや費用の扱いを解説します。

この記事の結論

片付けを始める前に、実家を売るか残すか、いつまでに片付けるか、費用をどう分けるかを兄弟で決めます。分担は、近くに住む兄弟が現地の作業、遠方の兄弟が業者の手配や手続き、費用の負担を受け持つなど、得意なことと住んでいる場所で分けると不公平感が減ります。通帳や権利証などの書類と、貴金属や骨董などの価値のある物は、勝手に持ち帰らず一覧にして共有します。形見分けは、希望を出し合うルールを先に決めます。相続放棄を考えている兄弟は、家財の処分に加わらないよう注意します。

片付けを始める前に、何を決める?

最初に、兄弟で片付けを始める前に決めておきたいことを確認していきます。

実家をどうするかを、先に決める

実家を売るのか、誰かが住むのか、しばらく空き家で置いておくのかによって、片付けの範囲と急ぐ度合いが変わります。売るなら、家財をすべて出す必要があるか、家財を残したまま売れるかも確かめます。家財が残ったままでも売れる方法は家財が残ったまま空き家を売る方法で解説しています。

期限と予算は?

いつまでに片付けを終えるかの期限を決めます。売り出しの時期や、空き家の3,000万円控除の期限、固定資産税がかかる1月1日などを目安にすると決めやすくなります。業者に頼む部分の予算も、見積もりを取って兄弟で共有します。費用の目安は実家の片付け費用はどう決まる?で解説しています。

窓口役を決める

業者とのやり取りや、兄弟への連絡をまとめる窓口役を一人決めます。窓口役は、作業の予定や、見つかった物、かかった費用を、兄弟全員が見られる形で共有します。家族のグループのメッセージに写真を送る、一覧表を共有するなど、全員が同じ情報を見られる方法を決めておくと、あとから聞いていないという不満が出にくくなります。

親が施設に入っている場合は?

親が元気で施設に入っている場合は、家財はまだ親のものです。兄弟だけで決めずに、親に残したい物や捨ててよい物を聞き、施設に持っていく物を先に分けます。親が判断できる間に、大切な物の置き場所や、通帳や書類のありかを聞いておくと、あとの片付けが楽になります。

役割は、どう分ける?

兄弟の住んでいる場所や事情に合わせた、分担の仕方を確認していきます。

近くに住む兄弟と、遠方の兄弟の分け方は?

近くに住む兄弟は、現地での仕分けや、業者の作業の立ち会いを受け持ちます。遠方の兄弟は、業者の比較と手配、市役所や銀行の手続き、オンラインでできる売却の準備などを受け持ちます。現地に行けない分を、費用を多めに負担して調整する方法もあります。遠方の兄弟との話し合いの進め方は兄弟が遠方に分かれて住む実家の話し合いの進め方で解説しています。

部屋や物の種類で分けるなら?

全員で集まれる日がある場合は、部屋ごとや、書類、衣類、台所用品、写真といった物の種類ごとに担当を決めると、作業が重なりにくくなります。一人で決めにくい物は、捨てずに保留の箱に入れ、全員がそろったときに決めます。

書類と価値のある物は、どう扱う?

通帳、印鑑、権利証、保険証券、年金の書類などは、相続の手続きに欠かせないため、最初に取り出して窓口役がまとめて保管します。貴金属や骨董、着物、現金などの価値のある物は、見つけた人が持ち帰らず、写真を撮って一覧にし、兄弟全員に共有します。取り出す物は実家の片付けで必ず取り出す物リストで解説しています。

当社の場合

遠方のご兄弟がいる実家では、片付け業者の作業の立ち会いを1回3,000円でお受けし、作業の様子を写真でご兄弟の皆さまにお伝えします。片付けの途中で見つかった書類の扱いもご相談いただけます。

兄弟で実家の片付けを進めたい方へ

業者の立ち会いや、片付けと売却の段取りをご提案します。相談は無料です。

形見分けと費用は、どう決める?

揉めやすい形見分けと、費用の分け方を確認していきます。

形見分けのルールは?

欲しい物を一人ずつ順番に選ぶ、希望が重なったら話し合う、遠方の兄弟には写真を送って希望を聞くなど、ルールを片付けの前に決めておきます。価値の高い物は、遺産分割の中で扱うかどうかも話し合います。仏壇や遺影の扱いは実家の仏壇・神棚・遺影はどう処分する?で解説しています。

費用は、どう分ける?

業者の費用やごみの処分費は、相続の割合で分ける、実家を売った代金から先に払うなどの方法があります。誰かが立て替えた場合は、領収書を残し、一覧にして共有します。売却代金から精算する方法は実家の片付け費用は売却代金から払える?で解説しています。

相続放棄を考えている兄弟は?

相続放棄を考えている兄弟が、価値のある家財を処分したり持ち帰ったりすると、相続を認めたとみなされ、放棄ができなくなるおそれがあります。放棄を考えている場合は、片付けの作業に加わる前に、何をしてよいかを確かめます。考え方は相続放棄すれば空き家の管理はしなくていい?で解説しています。

売れる物は、どう扱う?

家具や家電、着物などで売れる物は、売ったお金を誰が受け取るかを決めてから売ります。売れた額も一覧にして共有し、費用の精算に回すと、あとで揉めにくくなります。売れる物の見分け方は実家の家具・家電・着物は売れる?で解説しています。

当社の場合

片付けのあとに売る場合は、片付けの期限と売り出しの時期を合わせてご提案し、売却代金から片付けの費用を精算する進め方もご説明します。片付けが進まない場合は、家財が残ったままの買取のご相談もお受けしています。

片付けが終わらず売却に進めない方へ

家財が残ったままの売却や買取も含めて、進め方をご提案します。現地確認は無料です。

実家の片付けの分担についてよくある質問

実家の片付けを兄弟で分担するときに、よく聞かれる質問をまとめました。

片付けをしない兄弟に、費用を多く払ってもらえますか?

決まりはないため、話し合いで決めます。作業をした兄弟の手間を、日当のような形で費用の分け方に反映させる方法もあります。決めた内容は、メッセージなどの記録に残しておきます。

兄弟の一人が、勝手に物を捨ててしまいました。

遺産分割の前の家財は、相続人全員のものです。捨ててしまった物は戻らないため、これ以上同じことが起きないよう、保留の箱を作る、捨てる前に写真で確認するといったルールを決め直します。兄弟で揉めずに進める考え方は相続した空き家を兄弟で揉めずに決める方法で解説しています。

帰省のたびに片付けても終わりません。

思い出の品を前に手が止まる、集まれる日が少ないなど、兄弟での片付けが進まない理由はいくつかあります。区切りをつけて業者に任せる部分を決めると進みやすくなります。止まる理由と対策は帰省のたびに実家を片付けても終わらないのはなぜ?で解説しています。

大型の家具や家電は、どう処分しますか?

名古屋市の粗大ごみは、申し込みをして手数料を払って出します。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機は粗大ごみに出せず、家電リサイクルの手続きが必要です。量が多い場合は、業者にまとめて頼む方が早く済みます。業者の選び方は名古屋で遺品整理・片付け業者を選ぶには?で解説しています。

片付けの途中で、空き家の管理はどうしますか?

片付けに数か月かかる場合は、その間の換気や郵便物の確認、戸締まりも分担します。近くに住む兄弟の負担が大きい場合は、見回りを人に頼む方法もあります。

実家の片付けの分担は、方針と期限と費用を兄弟で決めることから始めよう

実家の片付けを兄弟で分担するときは、始める前に、実家をどうするか、いつまでに終えるか、費用をどう分けるかを決め、窓口役を一人置きます。役割は住んでいる場所や得意なことで分け、書類と価値のある物は一覧にして共有してください。形見分けのルールも先に決め、相続放棄を考えている兄弟は家財の処分に加わらないよう注意します。

名古屋の実家の片付けや売却でお困りの方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

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伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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