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活用か解体か売却か

隣の家に実家を買ってもらうには

「実家の隣の人が、前から土地を広げたいと言っていたらしい」「狭い土地で買い手が見つからないので、隣に買ってもらえないか」。実家を売るとき、最初に考えたい相手の一人が隣の家です。隣の人にとっては、土地を広げられる機会はめったになく、相場より良い条件で買ってもらえることもあります。一方で、ご近所同士だからこそ、価格や手続きで気まずくならない進め方が大切になります。

この記事では、隣の家に実家を買ってもらうときの価格の考え方、声のかけ方、手続きと税金の注意点、断られたときの次の手を解説します。

この記事の結論

隣の家は、土地を広げて駐車場や庭、子どもの家を建てる場所にできるため、ほかの買主より実家の土地を高く評価することがあります。とくに狭い土地や旗竿地、道路に接していない土地は、隣にとってだけ価値が大きく上がる場合があります。価格は近くで実際に売れた価格を目安に、隣にとっての使い道も考えて決めます。声かけは不動産会社を通すと、価格の話がしやすく、契約や登記の手続きも安全に進められます。隣が親族でなければ、空き家の3,000万円控除も使えます。

なぜ、隣の家に買ってもらうのがいい?

最初に、隣の家が実家を買いたいと考える理由と、売主にとっての利点を確認していきます。

隣の人は、なぜ買いたいと考える?

隣の土地を手に入れると、自分の土地とあわせて広い土地として使えます。駐車場や庭を広げる、子ども世帯の家を建てる、日当たりや風通しを確保するといった目的で、隣の土地はほかでは手に入らない価値があります。将来、自分の家を売るときにも、広い土地の方が売りやすくなることがあります。

売主にとっての利点は?

隣の人なら、土地の場所や形、日当たりをよく知っているため、話が早く進みやすくなります。境界の確認も、立ち会う相手が買主本人なので進めやすくなります。古い家を壊さずに古家付きのまま売れることや、家財の扱いを柔軟に決められることもあります。

どんな土地なら、隣に売るのが向いている?

土地が狭い、形がいびつ、道路に接する幅が狭いなど、ほかの買主には使いにくい土地ほど、隣に売るのが向いています。道路に2メートル以上接していない再建築不可の土地は、隣の土地とあわせれば家を建てられるようになることがあり、隣にとっての価値が大きく上がります。考え方は再建築不可の空き家を売るには?と旗竿地や狭い土地の空き家は売れる?で解説しています。

価格と声のかけ方は?

隣の家に買ってもらうときの、価格の決め方と話の進め方を確認していきます。

価格は、どう決める?

まず、近くで実際に売れた土地や家の価格をもとに、市場で売った場合の価格を確かめます。そのうえで、隣にとっての使い道や、ほかに買い手が見つかりやすい土地かどうかを考えて決めます。ほかの買主が見つかりにくい土地なら、市場の価格より少し下げても、早く確実に売れる方が手取りが多くなることもあります。査定の受け方は名古屋の空き家の査定はどう決まる?で解説しています。

直接話すか、不動産会社を通すか?

ご近所同士で価格の話をすると、遠慮して言いたいことが言えなかったり、断ったあとの付き合いが気まずくなったりしがちです。不動産会社を通せば、価格の根拠を書面で示しながら話を進められ、断られても角が立ちにくくなります。契約書の作成や、売ったあとの責任の範囲の取り決めも任せられます。

直接やり取りして売る場合でも、名義を移す登記は司法書士に頼み、売買契約書は必ず書面で作ります。契約書で確かめる点は実家の売買契約書で確かめておきたい点で解説しています。

いつ、どう声をかける?

売り出してから隣に知られるより、売り出す前に声をかける方が、隣の人に検討の時間ができます。手紙で、実家を売ることを考えていることと、希望があれば連絡がほしいことを伝える方法があります。売るまでの間、草刈りなどでご近所に迷惑をかけていた場合は、そのお礼やお詫びも添えます。ご近所への伝え方は実家が空き家になったら、ご近所に何を伝える?で解説しています。

当社の場合

隣の方に買っていただく可能性があるご相談では、市場で売った場合の価格の見込みをお出しし、隣の方へのお声がけを当社が間に入って進めます。価格の根拠を書面でお示しするので、ご近所同士で直接お金の話をしなくて済みます。

隣の家に実家を買ってもらいたい方へ

市場で売った場合の価格の見込みをお出しし、隣の方へのお声がけを間に入って進めます。相談は無料です。

手続きと税金で、気をつけることは?

隣の家に売るときの手続きと税金の注意点を確認していきます。

境界の確認は、必要?

隣に売る場合でも、土地の面積や境界をはっきりさせておくことが基本です。売る相手が隣なので、隣との境界はそのまま一つの土地の中になりますが、ほかの隣地や道路との境界は確かめます。境界の目印がない場合や、登記簿の面積と違う場合は、測量を検討します。確かめ方は空き家の境界がわからないときは?で解説しています。

土地の一部だけを売れる?

隣が実家の土地の一部だけを買いたい場合は、土地を分ける分筆の登記をしてから売ります。残る土地が道路に2メートル以上接しているかなど、残りの土地も使えるように線の引き方を決めます。分筆には測量と登記の費用がかかるため、残りの土地の売りやすさも含めて考えます。

空き家の3,000万円控除は、使える?

隣の人が親族でなければ、条件を満たせば相続した空き家の3,000万円控除を使えます。隣が親族の場合は、親族に売った扱いになり、控除の対象外です。条件は相続した空き家の3,000万円特別控除で、親族に売るときの注意点は実家を兄弟や親戚に売る(親族間売買)ときで解説しています。

隣の人の買うお金は?

隣の人が住宅ローンを使う場合、土地だけを買うためのローンを扱う金融機関は限られることがあります。契約の前に、どのように代金を用意するかを確かめ、ローンを使う場合は承認が得られなかったときの取り決めを契約書に入れます。

当社の場合

隣の方に買っていただく場合も、売買契約書や重要事項説明書を整え、境界の確認や登記の段取りまで進めます。隣の方がご検討されない場合は、そのまま一般の買主に向けた売り出しや、買取のご相談に切り替えます。

ほかに買い手が見つかりにくい土地をお持ちの方へ

隣の方への打診から一般の売り出し、買取まで、順に比べながら進めます。現地確認は無料です。

隣の家への売却についてよくある質問

隣の家に実家を買ってもらうときに、よく聞かれる質問をまとめました。

隣の人に安く買いたたかれないか心配です。

市場で売った場合の価格を査定で確かめておけば、提示された価格が妥当かどうかを判断できます。隣の人以外にも買い手がいそうな土地なら、一般に売り出して比べる方法もあります。価格の根拠を書面にしておくと、話し合いがしやすくなります。

隣の両側の家に声をかけてもいいですか?

はい、両隣や裏の家など、接している家が複数あれば、それぞれに声をかけられます。複数の家が関心を示した場合は、条件を比べて決めます。同じ条件を同じ時期に伝えると、不公平な印象を与えにくくなります。

仲介手数料は、かかりますか?

不動産会社に仲介を頼めば、仲介手数料がかかります。売買価格が800万円以下なら、特例で上限が33万円(税込)まで認められています。仕組みは価格の安い空き家を売るときの仲介手数料と売り方で解説しています。

隣に断られたら、どうしますか?

一般の買主に向けて売り出すか、不動産会社の買取を考えます。隣に一度断られても、売り出したあとで隣から連絡が来ることもあります。売れない場合の考え方は名古屋で売れない空き家はどうする?で解説しています。

家を壊してから売った方がいいですか?

隣の人が土地として使う予定なら、解体してから売る方が喜ばれることもあります。ただし、解体の費用や固定資産税の上がり方を考え、誰がいつ解体するかを話し合って決めます。比べ方は空き家は解体してから売る?そのまま売る?で解説しています。

隣の家への売却は、市場で売った場合の価格を確かめることから始めよう

隣の家は、土地を広げて使えるため、ほかの買主より実家の土地を高く評価することがあり、狭い土地や再建築不可の土地ほど向いています。市場で売った場合の価格を確かめたうえで、不動産会社を通して声をかけると、価格の話がしやすく、契約や登記も安全に進められます。隣が親族でなければ空き家の3,000万円控除も使えます。断られた場合は、一般の売り出しや買取に切り替えてください。

名古屋の実家を隣の家に買ってもらいたい方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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