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片付け・残置物

実家の引き渡しまでにやること。電気・水道・郵便・鍵・残った物

「実家の買主が決まり、売買契約を結んだ。引き渡しの日までに何をしておけばいいのか」「電気や水道はいつ止めるのか、鍵は全部渡すのか」。売買契約から引き渡しまでは、1か月から2か月ほどのことが多く、その間に片付けや手続き、書類の準備を済ませる必要があります。

この記事では、実家の売買契約を結んでから引き渡しまでにやることを、残った物、電気や水道、郵便、鍵と書類、引き渡しの日の流れに分けて解説します。

この記事の結論

引き渡しまでに、売買契約で決めた状態に実家を整えます。残った物は契約で「すべて撤去」としたのか「そのまま引き渡す」としたのかを確かめ、エアコンや照明など残す設備は付帯設備表のとおりにします。電気、水道、ガスは引き渡しの日に合わせて止めるか名義を変え、郵便は転送の届けを出します。鍵はすべてそろえ、登記識別情報や印鑑証明書などの書類を準備します。親の古い住宅ローンの抵当権が残っていれば、引き渡しまでに抹消します。

引き渡しまでの流れは?

最初に、売買契約から引き渡しまでの流れと、やることの全体を確認していきます。

どんな順番で進む?

売買契約を結ぶと、手付金を受け取り、引き渡しの日(決済の日)を決めます。その日までに、売主は契約で決めた状態に実家を整え、買主は住宅ローンの手続きを進めます。決済の日に残りの代金を受け取り、鍵を渡して、名義が買主に移ります。

やることを時期ごとに並べると、次のようになります。

時期 売主がやること
契約の直後 引き渡しの日を確かめる、残す物と撤去する物を決める、書類を探し始める
引き渡しの1か月前まで 片付けの業者を決める、境界の確認や測量を済ませる、抵当権の抹消を頼む
引き渡しの2週間前まで 片付けを終える、電気・水道・ガスの止める日を連絡する、郵便の転送を届ける
引き渡しの前日まで 鍵をすべてそろえる、印鑑証明書などの書類をそろえる、最後の確認をする
引き渡しの日 残りの代金を受け取る、鍵と書類を渡す、固定資産税などを精算する

契約書で、何を確かめる?

引き渡しの準備は、売買契約書と付帯設備表、物件状況の告知書に書いた内容が基準になります。残った物をどうするか、どの設備を残すか、境界をどう示すか、固定資産税をいつから日割りで精算するかを、契約書で確かめておきます。

契約と違う状態で引き渡すと、買主との間で揉めごとになります。迷ったら、不動産会社を通して買主に確かめます。売却全体の流れは名古屋の空き家の売却にかかる期間と流れで解説しています。

残った物と設備は、どうする?

実家に残った家財や設備の扱いを確認していきます。

家財は、すべて片付ける?

売買契約で「残置物はすべて撤去して引き渡す」としていれば、家具や家電、物置の中の物まで、すべて片付けて引き渡します。古家付きで、買主が解体する前提の場合などは、「現況のまま引き渡す」として、家財を残したまま引き渡す契約もあります。

どちらの契約か確かめて、片付けの業者に頼む範囲を決めます。家財を残したまま売る方法は家財が残ったまま空き家を売る方法で、片付けの費用を売却代金から払う方法は実家の片付け費用は売却代金から払える?で解説しています。

エアコンや照明は、残す?

エアコン、照明、給湯器、カーテンレール、物置などの設備は、付帯設備表に「残す」「撤去する」と、故障の有無を書いています。残すと書いた設備は外さずに、撤去すると書いた設備は引き渡しまでに外します。

故障していないと書いた設備が、引き渡しのあとすぐに動かないと、買主から修理を求められることがあります。引き渡しの前に、動くかどうかを確かめておきます。

取り出し忘れは、ない?

片付けの業者に頼む前に、権利証や通帳、写真、形見の品など、取り出しておく物を確かめます。引き渡したあとは、実家に入れなくなります。仏壇は、魂抜きなどの供養をしてから運び出すか処分します。

取り出す物の一覧は実家の片付けで必ず取り出す物リストで、仏壇の扱いは実家の仏壇・神棚・遺影はどう処分する?で解説しています。

当社の場合

売買契約を結んだあとは、引き渡しの日から逆算したやることの一覧をお渡しし、残す物と撤去する物を一緒に確かめます。片付けは名古屋市の許可を持つ業者をご紹介し、遠方にお住まいで来られない方には、作業の立ち会いを1回3,000円で代行し、作業前と作業後の写真をお送りします。

実家の引き渡しの準備が間に合うか不安な方へ

引き渡しの日から逆算したやることの一覧をお渡しし、片付けの立ち会いもお受けします。相談は無料です。

電気・水道・郵便は、どうする?

電気や水道などの手続きと、郵便の扱いを確認していきます。

電気・水道・ガスは、いつ止める?

電気、水道、ガスは、引き渡しの日に合わせて止めるのが基本です。片付けの作業や、引き渡し前の最後の確認で電気や水を使うため、早く止めすぎないようにします。買主がすぐに使う場合は、止めずに名義を変える方法もあるため、不動産会社を通して確かめます。

水道は名古屋市上下水道局、電気やガスは契約している会社に、止める日を連絡します。インターネットで手続きできる会社も多くあります。最後の料金は、引き渡しの日までの分を精算します。止め方の考え方は空き家の電気・水道は解約していい?で解説しています。

郵便は、どうする?

実家に届く親あての郵便は、郵便局に転送の届けを出しておくと、1年間、届け出た住所に転送されます。引き渡したあとに郵便が実家に届くと、買主に迷惑がかかります。

転送の期間が切れる前に、銀行や保険会社などに住所の変更を届けておきます。郵便の扱いは空き家の郵便物はどうする?で解説しています。

火災保険は、いつ解約する?

空き家にかけていた火災保険は、引き渡しの日の翌日以降に解約します。引き渡しの前に解約すると、その間に火事や台風の被害があったときに補償を受けられません。残りの期間の保険料は、解約すると戻ってくることがあります。

鍵と書類、引き渡しの日の流れは?

引き渡しの日にそろえる鍵と書類、当日の流れを確認していきます。

鍵は、何をそろえる?

玄関の鍵は、合鍵も含めてすべてそろえて渡します。勝手口、物置、郵便受け、門扉などの鍵も忘れずに探します。親戚や近所の人、管理を頼んでいた会社に合鍵を預けていた場合は、返してもらいます。

すべての鍵がそろわない場合は、買主に伝えたうえで、鍵を交換する費用をどうするか話し合います。

どんな書類が必要?

売主が用意する主な書類は、登記識別情報(権利証)、印鑑証明書、実印、本人確認書類、固定資産税の納税通知書などです。登記簿の住所と今の住所が違う場合は、住民票や戸籍の附票も必要です。建築確認済証や設計図、境界の確認書があれば、あわせて渡します。

登記簿の住所が古いままの場合の手続きは2026年4月から住所変更登記が義務にで解説しています。

古い抵当権が、残っていない?

親が昔の住宅ローンを払い終えていても、抵当権の抹消の登記をしていないことがあります。登記簿に抵当権が残っていると、買主に名義を移せないため、引き渡しまでに抹消します。

銀行が合併して名前が変わっている場合や、書類が見つからない場合は、手続きに時間がかかります。売り出す前に登記簿を確かめ、早めに司法書士などに相談します。

当社の場合

引き渡しの前に、登記簿で抵当権が残っていないか、登記簿と印鑑証明書の住所が合っているかを確かめ、必要な書類を早めにお伝えします。引き渡しの日には、代金の受け取り、鍵と書類の受け渡し、固定資産税の精算まで、当社が立ち会って進めます。遠方の方も、電話と郵送で準備を進められます。

遠方から実家の引き渡しを進めたい方へ

必要な書類と鍵の準備、当日の流れを、電話と郵送で一つずつお伝えします。相談は無料です。

実家の引き渡しの準備についてよくある質問

引き渡しの日に、名古屋まで行けません。

司法書士が事前に本人確認をして、書類を郵送でやり取りすれば、売主が当日に立ち会わなくても引き渡しできることがあります。代金は売主の口座に振り込んでもらいます。手順は名古屋に一度も行かずに実家の空き家を売るには?で解説しています。

固定資産税は、どう精算しますか?

その年の固定資産税は、引き渡しの日を境に、日割りで売主と買主が負担を分けるのが一般的です。日割りの起算日を1月1日にするか4月1日にするかは、契約書で決めます。納税通知書は売主に届くため、売主がその年の分を納め、買主の負担分を引き渡しの日に受け取ります。

引き渡しのあとに、郵便や荷物が届いたら?

転送の届けを出していれば、郵便は転送されます。宅配便や新聞などは転送されないため、定期的に届く物は事前に止めておきます。買主から連絡があった場合に受け取れるよう、連絡先を不動産会社に伝えておきます。

引き渡しの直前に、雨漏りに気づきました。

契約のあとに見つかった不具合は、すぐに不動産会社を通して買主に伝えます。直してから引き渡すか、代金で調整するかを話し合います。伝えずに引き渡すと、あとで責任を問われることがあります。考え方は古い空き家を売ったあとで不具合が見つかったら?で解説しています。

売ったあとの確定申告に、何を残しておけばいいですか?

売買契約書の写し、仲介手数料や測量、解体、片付けの費用の領収書、親が買ったときの契約書などを残しておきます。申告の流れは空き家を売った翌年の確定申告で解説しています。

実家の引き渡しの準備は、契約書を読み直すことから始めよう

売買契約から引き渡しまでの1か月から2か月の間に、契約で決めた状態に実家を整えます。残った物と設備は契約書と付帯設備表のとおりにし、電気や水道は引き渡しの日に合わせて止め、郵便の転送を届けます。鍵と書類をすべてそろえ、古い抵当権が残っていれば抹消してから、引き渡しの日を迎えてください。

名古屋の実家の売却や引き渡しの準備でお困りの方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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