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空き家の管理と費用

空き家の郵便物はどうする?転送の手続きと、ポストを放置すると起きること

この記事の結論

空き家の郵便物は、郵便局の転居届で家族の住所や施設に転送し、同時に、届く元(銀行・保険・カード会社・通販など)に住所変更や解約を進めていくのが基本です。転送は1年で切れるので、その間に届く元を減らしていきます。ポストを放置すると、チラシがあふれて「人がいない家」と周囲に知られ、放火や侵入のきっかけになります。さらに、市からの空家に関する文書や固定資産税の書類を見落とすと、気づかないうちに状況が悪くなります。

親が施設に入ったり亡くなったりして実家が空くと、ポストには郵便物とチラシがたまり続けます。帰省のたびにあふれたポストを片付けている、という方も多いと思います。空き家の郵便物をどう扱えばいいか、手続きと管理の両面から整理します。

ポストを放置すると起きること

  • 空き家だと分かる:チラシや新聞があふれたポストは、「この家には誰もいない」という目印です。空き家を狙った侵入、放火、不法投棄のきっかけになります。
  • 大事な書類を見落とす:固定資産税の納税通知書、市や区役所からの空き家に関する文書、保険の更新案内、年金や銀行の書類。気づかないまま期限が過ぎることがあります。
  • 個人情報が抜かれる:カード会社や銀行の書類がポストに残っていると、抜き取られて悪用されるおそれがあります。
  • 雨で濡れて読めなくなる:ポストからはみ出した郵便物は、雨に濡れて傷みます。

転送の手続き:郵便局の転居届

日本郵便に転居届を出すと、旧住所あての郵便物を、届け出から1年間、新しい住所に無料で転送してもらえます。郵便局の窓口のほか、インターネット(e転居)でも手続きできます。

状況 転送の考え方
親が施設に入った 本人が引っ越したのと同じ扱いで、施設や、郵便物を管理する家族の住所へ転居届を出す。施設によっては郵便物の受け取りに決まりがあるので確認を
親が亡くなった 亡くなった方あての郵便物の転送の扱いは、郵便局の窓口で確認が必要です。あわせて、届く元に死亡を伝えて解約・名義変更を進めることが、根本的な対策になります
家族が以前住んでいて、住所変更が漏れている その家族の分の転居届を出す

転送は1年で終わります。必要なら更新の届け出ができますが、転送はあくまで「その間に住所変更を済ませるための期間」と考えてください。転送された郵便物を見ながら、どこから届いているかを一覧にして、1件ずつ住所変更・解約していくと、1年後にはほとんど届かなくなります。

転送の期間や手続きの方法は、日本郵便の最新の案内で確認してください。

届く元を減らす

  • 銀行・証券・保険:住所変更、または相続の手続きの中で名義変更・解約。
  • クレジットカード・通販・会員サービス:解約。亡くなった方のカードは早めに止める。
  • 電気・水道・ガス:請求書の送付先を変更。空き家の光熱費の扱いは空き家の電気・水道は解約していい?で。
  • 固定資産税:名古屋市の場合、納税通知書の送付先を相続人などに変更できます(区の税務担当、または市税事務所)。
  • 新聞・定期購読:解約。
  • ダイレクトメール:差出人に送付停止を依頼。

見落としてはいけない郵便物

空き家のポストに届く郵便物の中で、特に見落とすと困るのは次のものです。

郵便物 見落とすと
固定資産税・都市計画税の納税通知書(毎年春) 納め忘れで延滞金や督促
市・区役所からの空き家に関する文書 草木やごみの指導を放置すると、勧告に進み、固定資産税の住宅用地の特例が外れることがある(空き家を放置すると固定資産税が上がる?)
火災保険の更新案内 知らないうちに契約が切れ、無保険になる
銀行・証券・年金の書類 相続の手続きに必要な情報を見落とす
税務署・家庭裁判所・法律事務所からの書類 相続税や相続手続き、未払いの請求など、期限のあるもの
近隣・町内会からの手紙 草木やごみの苦情が、区役所に行く前の段階で届いていることがある

当社の場合

空き家管理の巡回では、毎回ポストのチラシを抜き取り、郵便物は差出人が分かるように写真を撮って報告書でお知らせします。市役所・区役所・税務・保険・銀行など大事そうなものは、すぐにご連絡したうえで、月1回まとめてご指定の住所へ転送します(送料は実費、手数料はいただきません)。「転送の手続きをしたのに届き続ける」郵便物があれば、どこから届いているかの一覧をお渡しします。

実家のポストがあふれている方へ

毎月の巡回でポストを整理し、大事な郵便物は写真でお知らせして転送します。初回の現地確認は無料です。

チラシを減らす

  • 「チラシお断り」の表示:ポストに貼っておくと、ポスティング業者の多くは配布を控えます。すべてが止まるわけではありませんが、量は減ります。
  • 名前の表札は残すか外すか:表札を外すと空き家だと分かりやすくなる一方、残しておくと郵便物が届き続けます。転居届を出していれば、表札を残しても郵便物は転送されます。
  • 新聞の解約:新聞がたまるのは、いちばん目立つ「空き家の目印」です。

遠方の方の場合

遠方に住んでいて帰省が年に数回、という場合、郵便局の転送だけではポストのチラシは止まりません。誰かが月1回はポストを空にしないと、あふれた状態が続きます。近くの親族に頼めればいいのですが、長く続けてもらうのは負担になりがちです。管理を誰に頼むかは東京・横浜から名古屋の実家を管理する方法で比べています。

まとめ:相談すると何が分かるか

空き家の郵便物は、転居届で転送しながら、届く元を1年かけて減らしていくのが基本です。ポストを放置すると空き家と知られ、市からの文書や税・保険の書類を見落とす原因になります。月1回はポストを空にして、大事な郵便物に気づける状態にしておいてください。

名古屋空き家相談室にご相談いただくと、次のことが分かります。

  • 今ポストにたまっている郵便物の中に、急ぎのものがないか
  • 転送の手続きと、届く元を減らす順番
  • 毎月のポスト整理と転送を当社に任せる場合の費用(空き家管理の内容と料金)
  • 郵便物から見える、相続や税の手続きで先にやること

初回の現地確認と相談は無料です。ポストがあふれる前に、ご連絡ください。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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