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相続した空き家

親が亡くなったあと、名古屋の実家はどうする?何から順番にやるかの期限一覧

「葬儀が終わったけれど、実家をどうすればいいのか何も考えられない」「手続きが多すぎて、何から順番にやればいいのかわからない」と途方に暮れる方は少なくありません。一人暮らしの親が亡くなると、葬儀や役所の手続きに追われる一方で、実家はその日から空き家になります。

この記事では、親が亡くなったあとに実家にかかわって必要になる手続きと作業を、亡くなってすぐ、2週間以内、数か月以内、3年以内の順に整理し、実家をどうするかを決める時期の考え方を解説します。

この記事の結論

親が亡くなってすぐに実家でしておくのは、冷蔵庫の中身や生ごみの処分、戸締りと鍵の確保、郵便物の扱いの3つです。2週間以内には役所で死亡届や年金・保険の手続きを行い、電気や水道は解約せずに名義の変更を考えます。3か月以内に相続放棄をするかを決め、4か月以内に準確定申告、相続税がかかる場合は10か月以内に申告します。実家をどうするかは、四十九日など家族が集まる機会に話し始め、相続登記と3,000万円控除の期限である相続から3年を目安に決めていくのが現実的です。

亡くなってすぐ、実家でしておくことは?

葬儀の前後に、実家でしておきたいことから確認していきましょう。

冷蔵庫や生ごみは、どうする?

最初に手をつけたいのは、冷蔵庫の中の食べ物と、台所の生ごみの処分です。そのままにしておくと、数日から数週間で腐敗が進み、においや虫の原因になります。

名古屋市の家庭ごみは、決められた収集日に出す必要があります。葬儀のために帰省している間に収集日がなければ、近所の親戚や知人に頼むか、持ち帰ることも考えます。

戸締りと鍵は、どうする?

葬儀のあとは人の出入りが多く、窓やドアの閉め忘れが起きやすくなります。全部の窓と勝手口の鍵を確認し、ガスの元栓を閉めておきます。

あわせて、合鍵が何本あり、誰が持っているかを確かめます。親が近所の人や介護の事業所に合鍵を預けていたこともあるため、返してもらうか、誰が持っているかを記録しておきます。鍵の預け方は空き家の鍵を業者に預けて大丈夫?で解説しています。

郵便物は、どうする?

実家に届く郵便物には、銀行や保険、年金、公共料金など、相続の手続きに必要な手がかりが含まれています。ポストにたまると、空き家だと周りに知られる原因にもなります。

郵便局に転送の届出をすれば、実家あての郵便物を相続人の住所に届けてもらえます。手続きの方法は空き家の郵便物はどうする?で解説しています。

近所には、何を伝えればいい?

隣の家や町内会の役員には、亡くなったことと、しばらく空き家になること、連絡先を伝えておきます。何かあったときに連絡をもらえるようにしておくと、遠方に住んでいても安心です。

回覧板や町内会費の扱いも、このときに確認しておきます。親が地域の役を受けていた場合は、引き継ぎについても相談しておきます。

2週間以内に必要な手続きは?

役所や年金などの手続きには、短い期限があります。

役所で行う手続きは?

死亡届は、亡くなったことを知った日から7日以内に提出します。多くの場合、葬儀社が手続きを代行してくれます。

年金の受給を止める届出は、厚生年金は10日以内、国民年金は14日以内が期限です。マイナンバーが年金の記録に登録されている場合は、届出を省略できることがあります。健康保険証や介護保険証の返却、世帯主の変更などは、14日以内が目安です。

電気・水道・ガスは、解約していい?

すぐに解約するのはおすすめしません。実家の片付けや掃除、換気扇を回すための電気や、トイレを流すための水道は、しばらく必要になるためです。

親の名義のままでは引き落としの口座が止まることがあるため、相続人の名義に変える手続きをします。ガスは使わないなら止めておくケースが多く見られます。どれを残すかの考え方は空き家の電気・水道は解約していい?で解説しています。

火災保険は、どうする?

親が契約していた火災保険は、名義を相続人に変え、空き家になったことを保険会社に伝えます。伝えないままでいると、いざというときに保険金が支払われないおそれがあります。

保険証券が見つからない場合は、通帳の引き落としの記録や、届いている郵便物から保険会社を探します。空き家の保険の扱いは空き家の火災保険に入れないと言われたらで解説しています。

当社の場合

葬儀のあと遠方に戻られる方には、実家の鍵をお預かりして、戸締りや郵便物、家の中の様子を確認する臨時の見回りを1回3,000円でお受けしています。片付けや売却の話はまだ先で構いません。まずは実家が傷んだり荒れたりしないよう、家族が落ち着くまでの間を支えることを優先しています。

葬儀のあと、実家をそのままにして帰る方へ

鍵をお預かりして、戸締りや郵便物、家の中の様子を確認し、写真でご報告します。売却の話はまだ先で構いません。相談は無料です。

数か月以内の期限は?

相続にかかわる手続きには、数か月単位の期限があります。

3か月以内に決めることは?

相続放棄をするかどうかは、自分が相続人になったことを知った日から3か月以内に決めて、家庭裁判所に申し立てる必要があります。親に借金があった、実家以外にめぼしい財産がないといった場合に考える手続きです。

ただし、相続放棄をすると、預貯金なども含めてすべての財産を相続しないことになり、実家だけを手放すことはできません。また、相続財産を処分すると放棄できなくなることがあるため、放棄を考えている間は、実家の家財を勝手に処分しないよう注意してください。考え方は相続放棄すれば空き家の管理はしなくていい?で解説しています。

4か月以内に必要な手続きは?

亡くなった親に年金以外の収入があった場合などは、亡くなった年の1月1日から亡くなった日までの所得について、相続人が準確定申告をします。期限は、相続があったことを知った日の翌日から4か月以内です。

年金の収入だけで一定の額以下であれば申告が不要な場合もあります。必要かどうかは税理士や税務署に確認してください。

相続税の申告は、いつまで?

相続した財産の合計が基礎控除の額を超える場合は、相続があったことを知った日の翌日から10か月以内に相続税の申告と納付をします。実家の土地と建物も、相続財産として評価されます。

相続税を払った場合は、相続した家を一定の期間内に売ると、払った相続税の一部を売ったときの取得費に足せる特例もあります。期限の一覧は空き家は何年まで放置していい?にまとめています。

実家をどうするかは、いつ決めればいい?

手続きが一段落したら、実家の今後を考えていきます。

話し始めるのに、いい時期は?

四十九日の法要など、家族や親戚が集まる機会は、実家をどうするかを話し始めるよい時期です。決めきる必要はなく、売る、貸す、しばらく持ち続けるといった選択肢があることを共有し、それぞれの気持ちを聞くところから始めます。

あわせて、仏壇や遺影、残したい物の扱いも話しておくと、あとの片付けが進めやすくなります。仏壇の扱いは実家の仏壇・神棚・遺影はどう処分する?で解説しています。

片付けは、いつから始めればいい?

片付けを急ぐ必要はありません。まずは通帳や権利証、家を買ったときの契約書など、手続きに必要な書類と貴重品を取り出すことを優先します。取り出す物は実家の片付けで必ず取り出す物リストにまとめています。

家財の処分は、実家を売るのか持ち続けるのかが決まってからでも遅くありません。売るなら、家財を残したまま売る方法もあります。

3年以内に済ませることは?

相続した実家は、相続を知った日から3年以内に相続登記をする義務があります。正当な理由なく登記しないと、10万円以下の過料の対象になります。

また、相続した空き家を売るときに使える3,000万円控除は、相続から3年目の年末までに売ることが条件です。登記の期限と税金の特例の期限がどちらも相続から3年前後にあるため、それまでに実家の方針を決めておくのが目安になります。

親が亡くなったあとの実家の手続き一覧

ここまでの手続きを、期限の順に並べると次のとおりです。

時期の目安 手続き・作業
すぐ 冷蔵庫と生ごみの処分、戸締りとガスの元栓、合鍵の確認、近所への連絡
7日以内 死亡届
10日から14日以内 年金の受給停止、健康保険証・介護保険証の返却、世帯主の変更
早めに 郵便物の転送、電気・水道の名義変更、火災保険の名義変更と空き家の連絡
3か月以内 相続放棄をするかの判断
4か月以内 準確定申告(必要な場合)
10か月以内 相続税の申告と納付(必要な場合)
四十九日のころ 実家をどうするか家族で話し始める
3年以内 相続登記、3,000万円控除を使うなら売却(3年目の年末まで)

当社の場合

実家の方針を家族で話し合う段階になったら、売れる見込みの価格、持ち続けた場合の年間の費用、貸した場合の見込みを、相続人の皆さまが同じように見られる資料にしてお渡しします。相続登記や税金の手続きが必要な場合は、司法書士や税理士をご紹介します。決めるまでの間は、外まわりプラン月4,000円からの管理で実家をお守りします。

実家をどうするか、家族で話し合う前に

売る・貸す・持ち続けるの見込みを、相続人の皆さまが同じ数字で見られる資料にまとめます。遠方の方も電話で進められます。現地確認は無料です。

親が亡くなったあとの実家についてよくある質問

葬儀が終わったら、すぐに実家を片付けないといけませんか?

いいえ、急ぐ必要はありません。冷蔵庫の中身や生ごみの処分、戸締りなど最低限のことを済ませれば、片付けは実家の方針が決まってからで構いません。相続放棄を考えている場合は、家財を処分すると放棄できなくなるおそれがあるため、片付けは控えてください。

親の名義のままでも、実家を管理してもらえますか?

はい、相続登記の前でも、相続人の方からのご依頼で管理をお受けしています。ご依頼の際に、相続の状況をお聞きすることがあります。

実家の固定資産税は、誰に請求されますか?

亡くなった年の固定資産税は、その年の1月1日時点の持ち主である親に課税されているため、相続人が引き継いで払います。翌年以降、相続登記がまだの場合は、相続人の代表に納税通知書が送られることが多く、市から代表者を届け出るよう案内が届くこともあります。

実家を売るなら、いつごろから動けばいいですか?

相続登記を済ませれば売りに出せます。3,000万円控除を使いたい場合は相続から3年目の年末までに売る必要があり、売りに出してから引き渡しまでの期間も考えると、相続から2年目までには方針を決めておくと余裕があります。売却の流れは名古屋に一度も行かずに実家の空き家を売るには?でも解説しています。

何から相談すればいいかもわかりません。それでも相談できますか?

はい、ご相談いただけます。名古屋空き家相談室では、実家の場所と、ご家族の状況をお聞きし、今やるべきことと、まだ急がなくていいことを分けてお伝えしています。売却を前提にしたご相談である必要はありません。

親が亡くなったあとの名古屋の実家は、戸締りと郵便物から始めよう

親が亡くなったあとの実家では、まず冷蔵庫と生ごみの処分、戸締りと鍵、郵便物の扱いを済ませ、2週間以内に役所の手続きを行います。相続放棄の3か月、準確定申告の4か月、相続税の10か月の期限を確かめたら、実家の方針は四十九日のころから家族で話し始め、相続登記と3,000万円控除の期限である3年を目安に決めていきます。

親が亡くなったあとの名古屋の実家でお困りの方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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