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遠方からの空き家

名古屋で一人暮らしの親の家を遠方から見守るには?空き家になる前にできること

「名古屋で一人暮らしをしている母が心配だけれど、仕事があって頻繁には帰れない」「父が元気なうちに、実家のことを少しずつ話しておきたい」と考える方は少なくありません。親が一人で暮らす実家は、親の暮らしの場であると同時に、いずれ空き家になるかもしれない家でもあります。

この記事では、遠方から一人暮らしの親を見守る方法と名古屋市の制度、親が暮らす家で今のうちに確かめておくこと、将来空き家になったときに困らないための準備を解説します。

この記事の結論

遠方から一人暮らしの親を見守るには、名古屋市のいきいき支援センターに相談先を作っておき、あんしん電話などの市の制度や、民間の見守りサービスを組み合わせるのが現実的です。家については、段差や手すり、雨漏りや設備の傷みを帰省のたびに確かめ、介護保険の住宅改修も検討します。あわせて、権利証や保険証券のありか、合鍵の場所、親が将来どこで暮らしたいかを、元気なうちに聞いておきます。こうした準備をしておくと、実家が空き家になったときに、管理や売却の判断を落ち着いて進められます。

遠方から、一人暮らしの親をどう見守る?

最初に、見守りの方法を確認していきましょう。

まず、どこに相談すればいい?

親が名古屋市に住んでいるなら、親の住まいの地域を受け持ついきいき支援センターに相談しておくと安心です。いきいき支援センターは名古屋市における地域包括支援センターで、高齢者の暮らしや介護、見守りについての相談を受けています。

遠方に住む子どもからの電話の相談も受け付けています。親の状況を一度伝えておけば、何かあったときに相談しやすくなり、介護の申請が必要になったときにもすぐに動けます。

名古屋市の見守りの制度には、何がある?

名古屋市には、65歳以上の一人暮らしで、慢性の病気などで日常生活に特に注意が必要な方などを対象に、緊急ボタンで通報できる機器を貸し出すあんしん電話があります。看護師などが常駐するコールセンターに24時間相談でき、年に数回の安否確認の電話もあります。

ほかにも、70歳以上の一人暮らしの方などが、救急で運ばれたときに本人が話せない場合に、登録した家族へ消防局が連絡する消防あんしん情報登録制度や、民生委員による訪問活動があります。申し込みは、多くが区役所の福祉課で受け付けています。

民間の見守りサービスは?

民間には、電気やガスの使い方、家電の使い方から生活の様子を知らせるサービスや、定期的に訪問して様子を伝えるサービス、配食と安否確認を組み合わせたサービスなどがあります。

どれが合うかは、親が機械の操作に慣れているか、人が訪ねてくることを嫌がらないかで変わります。親の気持ちを聞いたうえで選ぶと、続けやすくなります。

家族でできることは?

決まった曜日や時間に電話をかける、兄弟姉妹で連絡の当番を決めるといった方法は、費用もかからず始められます。電話に出ない日が続いたときに、誰が誰に連絡するかも決めておきます。

近所に親しい人がいれば、子どもの連絡先を伝えておくと、何か気づいたときに知らせてもらえます。近所への伝え方は実家が空き家になったら、ご近所に何を伝える?も参考にしてください。

親が暮らす家で、今のうちに確かめることは?

帰省のときに、家の状態も確かめておきます。

家の中の危ないところは?

家の中では、玄関や浴室、廊下の段差、階段の手すり、滑りやすい床など、転びやすい場所を確かめます。高齢になると、家の中での転倒が大きなけがにつながることがあります。

手すりを付ける、段差をなくすといった工事は、親が要介護や要支援の認定を受けていれば、介護保険の住宅改修として、20万円を上限に費用の一部の支給を受けられます。工事の前に申請が必要なため、ケアマネジャーやいきいき支援センターに相談してください。

家の傷みは、どこを見る?

外まわりでは、屋根や雨どい、外壁のひび、ブロック塀の傾き、庭木の伸び方を見ます。家の中では、天井のしみ、床の沈み、水まわりの水漏れ、カビのにおいを確かめます。

一人暮らしの親は、雨漏りや設備の故障に気づいても、子どもに心配をかけまいと言わないことがあります。小さな傷みのうちに直しておくと、将来、家を売る場合にも価格が保ちやすくなります。塀や庭木の確かめ方は空き家のブロック塀や庭木が倒れたら誰の責任?で解説しています。

物が増えていないか、確かめる?

帰るたびに物が増えている、ごみが出せていないといった変化は、親の暮らしの変化のサインであることがあります。無理に片付けようとせず、親の困りごとを聞き、必要であればいきいき支援センターに相談します。

名古屋市には、65歳以上の一人暮らしの方などを対象に、シルバー人材センターの会員が、衣類の入れ替えや窓ふき、軽い家具の移動など、2時間以内の簡単な手伝いをする生活援助軽サービスもあります。考え方は実家がごみ屋敷になっていたら?でも触れています。

当社の場合

当社は不動産会社のため、親御さんの見守りや介護のサービスは行っていません。見守りのご相談は、いきいき支援センターなど専門の窓口をおすすめしています。当社がお手伝いできるのは、実家の建物の状態の確認と、将来、施設への住み替えや空き家になったときに、家をどうするかを考える材料をそろえることです。急いで決める必要はなく、ご家族のペースで相談いただけます。

一人暮らしの親の家のことを、少しずつ考えておきたい方へ

実家の建物の状態と、将来の住み替えや空き家になった場合の選択肢を、急がせずに整理してお伝えします。相談は無料です。

空き家になる前に、準備しておくことは?

親が元気なうちに、家のことで話しておきたい点です。

書類のありかは、聞いておく?

はい、権利証、固定資産税の納税通知書、火災保険の証券、家を買ったときの契約書、通帳や印鑑のありかは、元気なうちに聞いておきます。親が亡くなったあとや施設に入ったあとに、家の中から探すのは大変です。

特に、家を買ったときの契約書は、将来売るときの税金に大きくかかわります。どの書類が大切かは実家の片付けで必ず取り出す物リストにまとめています。

合鍵は、どうしておく?

子どもが合鍵を持っておくと、親が倒れたときや、連絡が取れないときに家に入れます。親が近所の人や介護の事業所に合鍵を預けている場合は、誰が持っているかを把握しておきます。

あわせて、ガスの元栓や水道の止水栓、ブレーカーの場所も確かめておくと、空き家になったときの管理にも役立ちます。

将来、実家をどうするかは、いつ話す?

将来、施設に入るか、子どもの近くに移るか、家をどうするかといった話は、親が元気なうちに、少しずつ聞いておくのが理想です。いきなり家を売る話をするのではなく、これからどこでどう暮らしたいかを聞くところから始めます。

親が判断できなくなると、家を売るには成年後見の手続きが必要になります。親が元気なうちに家族信託や任意後見を準備しておく方法もあります。考え方は親が元気なうちに実家を売るには?で解説しています。

親が急に入院したら、家はどうする?

親が急に入院すると、実家は一時的に空き家になります。冷蔵庫の食べ物や生ごみ、戸締り、ガスの元栓、郵便物など、すぐに確かめたいことがいくつもあります。遠方に住んでいると、すぐに駆けつけられないこともあります。

そのときに備えて、近所で頼める人や、合鍵を預けられる先を決めておくと慌てずに済みます。入院が長くなりそうな場合は、そのまま施設に移ることも考えて、家の管理をどうするかを早めに話し合っておきます。

親が施設に入ったら、家はどうなる?

親が施設に入ると、実家はその日から空き家になります。電気や水道、郵便物、火災保険の扱いを決め、家の管理をどうするかを考える必要があります。

施設に入ったあとの実家の考え方は親が施設に入った。実家を「売る・貸す・置いておく」どれが正解かで、遠方からの管理の方法は東京・横浜から名古屋の実家を管理する方法で解説しています。

当社の場合

親御さんが施設に入られるなどして実家が空き家になったときは、月1回の巡回と写真付きの報告書で、遠方のご家族に代わって家の状態をお伝えします。外まわりプランは月4,000円、室内の換気と通水まで行う室内プランは月8,000円(いずれも税別)です。売るか持ち続けるかを決めるまでの間、家が傷まないようにお守りします。

親の実家が空き家になったときに備えたい方へ

空き家になったときの管理と、売るか持ち続けるかの考え方を、今のうちに整理しておけます。遠方の方も電話で進められます。相談は無料です。

一人暮らしの親の実家についてよくある質問

親が見守りのサービスを嫌がります。

見張られているように感じて嫌がる親は少なくありません。体の具合の心配ではなく、子どもが安心したいから、と伝えると受け入れてもらいやすくなることがあります。電話の回数を増やす、近所の人に気にかけてもらうなど、親の負担が少ない方法から始めてください。

いきいき支援センターは、遠方の家族からの相談も受けてくれますか?

はい、親の住まいの地域を受け持ついきいき支援センターに、電話で相談できます。親の状況や心配していることを伝え、必要であれば訪問してもらうこともできます。どのセンターが受け持ちかは、名古屋市のホームページで確認できます。

実家のことを親に聞くと、気を悪くされそうです。

家を売る話から始めると、親は自分がいなくなる前提の話と受け取り、気を悪くすることがあります。まずは、これからの暮らしの希望や、困っていることを聞くところから始めてください。書類のありかは、もしものときに困らないようにと伝えると、話しやすくなります。

親が住んでいる家の価格だけ、先に知ることはできますか?

はい、できます。名古屋空き家相談室では、売ると決める前でも、家の状態を確認して価格の目安をお伝えしています。施設の費用の計画を立てるときなど、判断の材料としてお使いください。

空き家になったら、すぐに管理を頼むべきですか?

帰省できる回数が少ない場合は、空き家になったらすぐに管理を考えるのがおすすめです。閉め切った家は、数か月でカビや臭いが出ることがあります。月1回でも換気と通水をしておくと、家の傷みを抑えられます。

名古屋で一人暮らしの親の家は、相談先と書類のありかを確かめることから始めよう

遠方から一人暮らしの親を見守るには、いきいき支援センターに相談先を作り、あんしん電話などの名古屋市の制度や民間のサービスを組み合わせるのが現実的です。家の段差や傷みを確かめ、書類のありかと合鍵、親の将来の希望を元気なうちに聞いておけば、実家が空き家になったときも落ち着いて判断できます。

名古屋の実家が将来空き家になったときのことを考えておきたい方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

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