「実家の押し入れから、アルバムが何十冊も出てきた」「写真を見始めると手が止まって、片付けがまったく進まない」。実家の片付けで、多くの人が一番時間をかけてしまうのが、写真やアルバムの整理です。思い出が詰まっていて捨てにくい一方、全部を持ち帰るには量が多すぎます。
この記事では、実家の写真やアルバムを整理するときの進め方と、残し方、兄弟での分け方、処分するときの配慮を解説します。
この記事の結論
写真やアルバムは、片付けの途中で見始めると手が止まるため、まず箱にまとめて別の場所に移し、ほかの片付けが終わってから時間を取って整理します。残す写真は、家族が写っているもの、家や暮らしの様子がわかるものなど、基準を決めて選びます。量が多い場合は、スキャンしてデータにすると、兄弟で分けたり共有したりしやすくなります。ビデオテープなどは劣化が進むため、早めにデータに移します。処分するときは、写っている人への配慮として、中が見えないようにして出します。
写真は、いつ整理する?
最初に、実家の片付けの中で、写真の整理をどの順番で進めるかを確認していきます。
なぜ、後回しにする?
写真を一枚ずつ見ていると、思い出話が始まり、片付けの手が止まります。限られた帰省の時間で家財の片付けを進めるには、写真やアルバム、手紙を見つけたら、中を見ずに段ボールにまとめていきます。箱には「写真」と書いて、ほかの物と混ざらないようにします。帰省のたびに片付けが終わらない理由は帰省のたびに実家を片付けても終わらないのはなぜ?で解説しています。
どこで整理する?
実家を売る予定がある場合は、写真の箱を自分の家に持ち帰るか、宅配で送ってから、時間のあるときに整理します。実家で整理する時間を取るなら、片付けの最後の日にまとめて行います。業者に片付けを頼む場合は、写真やアルバムを捨てずに取り分けるよう、作業の前に伝えます。取り分ける物は実家の片付けで必ず取り出す物リストで解説しています。
写真の中に、大事な書類が挟まっていない?
アルバムや写真の箱の中に、手紙や古い書類、現金が挟まっていることがあります。処分する前に、袋や封筒の中まで確かめます。権利証や契約書が見つかれば、写真とは別に保管します。
親が元気なうちに整理するなら?
親が元気なうちなら、一緒にアルバムを見ながら、写っている人や場所、年を聞いておくと、あとで写真の意味がわかります。親が大事にしている写真を聞いて、それを中心に残すと、選ぶときに迷いが減ります。親の家を片付けるときの話の切り出し方は親に実家の話を切り出すにはで解説しています。
どう残す?
残す写真の選び方と、データにして残す方法を確認していきます。
残す写真の選び方は?
家族が写っている写真、家や町の昔の様子がわかる写真、親が大事にしていた行事の写真などを優先して残します。同じ場面の写真が何枚もある場合は、一番よく写っている一枚にします。風景だけの写真や、誰が写っているかわからない写真は、残す数を絞ります。迷う写真は、保留の箱に入れて、あとで家族と見ます。
スキャンして、データにするには?
写真が多い場合は、スキャンしてデータにすると、場所を取らずに残せます。家庭用のスキャナーやスマホのアプリを使う方法のほか、アルバムごと送ると、まとめてデータにしてくれる業者もあります。データにしたら、日付や行事の名前でフォルダを分け、複数の場所に保存しておきます。
写っている人や年を、書き残す
何十年も前の写真は、誰が写っているか、いつの写真か、わからなくなっていきます。残す写真には、裏に鉛筆で年や名前を書いたり、データのファイル名に入れたりしておくと、子や孫の代になっても写真の意味が伝わります。
データは、どこに保存する?
パソコンだけに保存すると、故障したときに失われます。外付けの記憶装置やクラウドの保存サービスなど、2か所以上に保存しておきます。クラウドの共有の機能を使えば、離れて住む兄弟も同じ写真を見られます。
ビデオテープやネガは?
ビデオテープや8ミリフィルムは、年月とともに劣化が進み、再生する機械も手に入りにくくなっています。残したい映像は、ダビングの業者に頼むなどして、早めにデータに移します。写真のネガは、焼き増しやスキャンに使えるため、残したい写真のネガは一緒に保管します。
当社の場合
遠方の方が片付け業者に作業を頼む場合は、立ち会いを1回3,000円でお受けし、写真やアルバムが取り分けられているかを確かめて、写真でお伝えします。
兄弟で、どう分ける?
兄弟で写真を分けるときの進め方と、処分するときの配慮を確認していきます。
兄弟で、いつ見る?
写真の整理は、一人で進めるより、兄弟が集まる日に一緒に見る方が、残す写真を決めやすくなります。法事や年末年始など、家族が集まる日に合わせて、写真の箱を一か所に用意しておきます。集まれない兄弟には、データやスマホで撮った写真を送り、希望を聞きます。
欲しい写真が重なったら?
スキャンしてデータにしておけば、同じ写真を兄弟全員が持てます。元の写真は、親の思い出の品として一人が預かり、データは共有の保存先に置いて誰でも見られるようにします。形見分けの進め方は実家の片付けを兄弟で分担するにはで解説しています。
親戚に配る写真は?
親の兄弟や、いとこが写っている写真は、親戚に配ると喜ばれることがあります。データにしておけば、プリントやメールで送れます。法事などで親戚が集まる機会に、写真を見てもらって希望を聞く方法もあります。
遺影に使う写真は?
親が元気なうちに撮った写真の中から、遺影や法事で使えそうな写真を何枚か選んでおくと、いざというときに慌てずに済みます。データにして、兄弟で共有しておきます。
処分するときは?
写真は、写っている人の顔や住所が見えないよう、紙袋に入れるなどしてから、名古屋市の分別に従って出します。そのまま捨てることに抵抗がある場合は、お寺や神社でのお焚き上げを頼む方法もあります。アルバムの台紙や表紙は、材質によって分別が変わることがあります。
当社の場合
写真の整理に時間がかかり、実家の片付けが進まない場合でも、家財が残ったまま売る方法や、片付けの期限と売り出しの時期を合わせる進め方をご提案します。買取のご相談もお受けしています。
写真やアルバムの整理についてよくある質問
実家の写真やアルバムの整理について、よく聞かれる質問をまとめました。
全部残しておきたいのですが、置き場所がありません。
すべてをデータにして、元の写真は特に大切な数冊だけ残す方法があります。データなら、何千枚あっても場所を取りません。
親の手紙や日記は、どうしますか?
手紙や日記は、親のことを知る手がかりになる一方、ほかの人に見せたくない内容が含まれていることもあります。兄弟で読むかどうかを話し合い、残す物は写真と一緒にまとめます。処分するときは、写真と同じく中が見えないようにします。
写真の整理を、業者に頼めますか?
アルバムのスキャンやデータ化を請け負う業者があります。整理そのもの、つまり残す写真を選ぶことは家族でしかできないため、選ぶところまでは自分たちで行います。
親のスマホにも、写真がたくさんあります。
スマホやパソコンの中の写真も、捨てる前に取り出して残します。スマホの扱いは親のスマホやパソコンはどうする?で解説しています。
仏壇の遺影や古い写真は?
仏壇に飾ってある遺影や、額に入った古い写真の扱いは、お寺に相談して決める家族もあります。考え方は実家の仏壇・神棚・遺影はどう処分する?で解説しています。
実家の写真やアルバムは、箱にまとめて最後に整理することから始めよう
実家の写真やアルバムは、片付けの途中で見始めず、箱にまとめて後回しにし、ほかの片付けが終わってから時間を取って整理します。残す写真は基準を決めて選び、量が多ければスキャンしてデータにすると、兄弟で分けたり共有したりしやすくなります。ビデオテープは早めにデータに移し、処分するときは中が見えないように配慮してください。
名古屋の実家の片付けや売却でお困りの方は、名古屋空き家相談室(0120-337-900、10時から19時、年中無休)にご相談ください。初回の相談と現地確認は無料です。