通話無料・10:00〜19:00(年中無休)0120-337-900
空き家の管理と費用

空き家が放火・不法侵入に狙われる理由と、「空き家に見せない」管理

この記事の結論

空き家が狙われるのは、「人がいない」と外から分かるからです。あふれたポスト、伸び放題の草、何か月も閉まったままの雨戸、敷地に放置されたごみや古紙。これらが「この家は誰も見ていない」という目印になります。防犯の基本は、高価な設備よりも、月1回ポストを空にし、草を刈り、敷地の燃えやすい物を片付け、施錠を確認して「人の手が入っている家」に見せることです。侵入の形跡に気づいたら、触らずに写真を撮り、警察に連絡してください。

「空き家に誰かが入った形跡がある」「物置の中の物がなくなっていた」「近所で空き家の不審火があって不安」。空き家の所有者から、こうしたご相談をいただくことがあります。空き家がなぜ狙われるのか、どうすれば狙われにくくなるのかを整理します。

空き家で起きやすい被害

  • 放火:敷地に置かれたごみ、古紙、枯れ草、物置の中の燃えやすい物に火をつけられる。人がいないので発見が遅れ、隣家に燃え広がることもあります。
  • 侵入・居座り:窓や勝手口から入り込まれ、寝泊まりやたまり場に使われる。
  • 窃盗:家財、骨董、物置の工具、エアコンの室外機や給湯器、銅線などが持ち去られる。
  • 不法投棄:ごみが一つ捨てられると、次々に捨てられるようになります。
  • 荷物の受け取り場所として悪用される:空き家の住所を送り先にして、詐欺などで得た荷物を受け取る手口が報じられています。

なぜ空き家が狙われるのか

狙う側が見ているのは、「この家に人の目があるかどうか」です。次のような家は、外から見て誰も管理していないと分かります。

目印 外からどう見えるか
チラシや新聞があふれたポスト 何週間も誰も来ていない
伸び放題の草、茂った庭木 何か月も手入れされていない。中に入っても見えにくい
閉めっぱなしの雨戸・カーテン 夜も明かりがつかない、人の出入りがない
敷地のごみ、古紙、壊れた家具 捨てても気づかれない。燃やせる物がある
割れた窓、外れた雨どいがそのまま 壊れても直す人がいない

壊れた窓や散らかった敷地を放置すると、さらに荒らされやすくなる、とよく言われます。最初の小さな乱れを放置しないことが、いちばんの防犯になります。

「空き家に見せない」ための管理

月1回、人の手が入っていることを見せる

燃えやすい物を外に置かない

  • 家の外まわりに、古紙・段ボール・ごみ袋・枯れ草・木材を置かない
  • 灯油やガソリン、スプレー缶を物置や軒下に残さない
  • 物置は施錠し、中の燃えやすい物を減らす
  • 使わないガスは閉栓し、電気を止めるならブレーカーを落とす(空き家の電気・水道は解約していい?)

鍵と施錠

  • 玄関・勝手口・すべての窓・雨戸の施錠を確認する。2階の窓、浴室やトイレの小窓は見落としがちです
  • 合鍵が何本あって、誰が持っているかを把握する。亡くなった親が知人や近所に預けていた鍵がないか確認する
  • 鍵を植木鉢の下、ポストの中、メーターボックスなどに隠さない
  • 古い鍵で不安があれば、交換を考える

設備で補う

  • センサーライト:人が近づくと点灯する照明。電気を残しておけば、夜の侵入を防ぐ効果があります。電池式やソーラー式もあります。
  • タイマー照明:夜の一定時間、室内の明かりをつける。人がいるように見せられます。
  • 防犯カメラ:録画できるものを玄関や勝手口に。電源と通信の確保が必要です。
  • 窓の補助錠・防犯フィルム:侵入に時間がかかる窓は狙われにくくなります。

ただ、設備をつけても、ポストがあふれて草が伸びていれば、空き家だと分かってしまいます。設備は月1回の管理の上に足すもの、と考えてください。

ご近所に連絡先を伝える

隣の方や町内会に「何かあればここに連絡を」と伝えておくと、不審な人の出入りや異変に気づいたときに教えてもらえます。ご近所の目は、何よりの防犯です。

当社の場合

空き家管理の巡回では、ポストの整理、敷地のごみの片付け、草木の状態に加えて、玄関・勝手口・窓の施錠と「こじ開けた跡」「割れた窓」「敷地に残された吸い殻や足跡」がないかを毎月確認しています。異変があればすぐにお知らせし、写真を報告書に残します。管理を始めるときに、お隣へのごあいさつと連絡先のお渡しも行っています。

侵入の形跡に気づいたら

  1. 中に入らない・触らない:まだ人がいる可能性があります。荒らされた物や足跡にも触れないでください。
  2. 写真を撮る:外から分かる範囲で、壊された箇所や異変を撮影します。
  3. 警察に連絡する:110番、または最寄りの警察署・交番へ。被害の届け出をします。
  4. 保険会社に連絡する:盗難や破損が火災保険の補償に入っていれば、届け出の内容が必要になります(空き家の火災保険に入れないと言われたら)。
  5. 壊された箇所を直し、再発を防ぐ:窓や鍵を修理し、侵入された経路をふさぎます。

空き家に誰かが入った形跡がある、近所で不審火があって不安な方へ

当社が現地を確認し、写真で状況をお伝えします。修理の手配と、狙われにくくするための管理をご提案します。遠方の方も電話と写真で進められます。

放火で隣家に燃え広がったら

空き家から出た火で隣家が燃えた場合、所有者に重大な過失がなければ、原則として賠償責任は負わないとされています。ただ、燃えやすいごみを敷地に放置し、近所から何度も注意されていたのに何もしなかった、といった事情があると、責任を問われる可能性があります。法律上の責任以前に、ご近所との関係は大きく損なわれます。燃えやすい物を片付けておくことは、自分の家だけでなく、ご近所を守ることでもあります。

まとめ:相談すると何が分かるか

空き家が狙われるのは、人がいないと分かるからです。月1回ポストを空にし、草を刈り、燃えやすい物を片付け、施錠を確認する。これだけで「人の手が入っている家」に見え、狙われにくくなります。設備は、その上に足すものです。

名古屋空き家相談室にご相談いただくと、次のことが分かります。

  • 今の家が外からどう見えているか(ポスト・草木・敷地・窓の写真で)
  • 燃えやすい物、施錠の弱いところ、侵入の形跡がないか
  • センサーライトなど、その家に合った設備
  • 毎月の巡回で「空き家に見せない」管理(空き家管理の内容と料金)

初回の現地確認と相談は無料です。被害が出る前に、ご連絡ください。

この悩み、まず現地を見てお伝えできます

初回の現地確認と相談は無料です。管理を頼むかどうかは、見てから決めてください。

akiya-ibuki

伊吹株式会社(不動産のイブキ)代表取締役。宅地建物取引士。国土交通大臣(1)第10691号。名古屋市西区を本店に、空き家の管理・活用・解体・売却の相談を受けています。

📞 電話で相談 フォームで相談